月姫 プレイ日記 35日目
さて今回は月姫です。やっていきますか、今回もざっくりまとめにします。ということでやっていきますか。
志貴様、お気を確かに今お水を持ってまいります。あ、暗い夢から目が覚めた。自分の部屋だ。でもまたあの時の夢を見た。誰かの血を吸う夢、夢だってわかってるのにやけにリアルだった。手には引きちぎる感覚があって、華にはまだ鉄さびたにおいが残っている。どうなってるんだ俺は、首筋を触ってみる。弓塚にかまれた後はとうにふさがっている。まっとうな人間のままだ。誰かの血を飲みたいとは思わないし、太陽の日差しが疎ましいなんて思わない。
あ、違う、昨日琥珀さんの首筋を見てどう思ったのだろう。白い首筋、おいしそうに見えたのではないか。何を馬鹿な、俺は弓塚のことが忘れられないだけだ。俺はきゅけ付きにはなっていない。まっとうな人間のままだ。だが毎夜血を求めてさまよっている自分がいる。もしかしたら俺はもう戻れないところまで。翡翠?やけに切迫した顔でやってきた。失礼しましたお目覚めになっていたんですね。志貴様。すっとお辞儀をしている翡翠を見るたびに落ち着いてくる。
今起きたばかりだから気にしないで。おはよう翡翠今日も起こしに来てくれてありがとう。はいおはようございます。翡翠はぺこりとおじぎをしてベットに近づいて来る。。飲み物をお持ちしました。まだ気分がすぐれないのであればお飲みください。翡翠は銀のトレイに飲み物が置いてある、トレイの上には薬まで用意されていた。・・・・・どうしたんだ薬まで持ってくることはなかったのに。志貴様ご気分はよろしいのですか。先ほどまでひどくうなされていて気分がすぐれなかったようですので、お薬をお持ちしたのですが、
うなされていたって俺が、はい、見た限り、では体の方も熱があるみたいだったので、姉さんに解熱剤を処方してもらったのですが、その必要はなかったのでしょうか。いやまさか、そんなことはないよ、気を使ってくれてありがとう。差し出された薬と水を飲む。
薬はともかく水はありがたかった。翡翠の言う通り体中は熱っぽくて、喉がからからに乾いていたせいだろう。ただの水なのにとてつもなくおいしかった。
体調がよろしければ食堂にお越しください。お体の調子が悪いのでしたら、今日はお休みくださいませ。いや、学校は休まないよ。こんなことで休んでたらきりがないからね。ですが、まだ志貴様の顔色はよくありません。大丈夫だって、うちの学校明日休みなんだ。明日休みなんだから今日は無理してもいいだろう。・・・・・翡翠は言いたそうにしうつむいている。そんなに顔色が悪いんだろうかいまの俺は、翡翠一つ聞くけどそんなにうなされたのか俺は、。
はい、いつ帰られたのかご存じありませんが、ひどく疲れたようにお眠りになられました。朝失礼して志貴様の部屋のカーテンを開けたら苦しそうに呼吸を荒げていましたが、そうかあんな夢を見たらそれは苦しくなるってちょっと待った。翡翠今なんて言った
ですから朝方から志貴様の体調がすぐれないようですと、。だからその前。俺が帰ってきたってとこから、ーー存じません。姉さんが屋敷の見回りをしていた時に志貴様が外に出かけたのを見ただけですから。
外にって俺が、はい、姉さんと私で三時間ごとの見回りを任されています。昨日の深夜は姉さんの見回り、その時に志貴様が出かけるのを見たそうです。な。志貴様も朝になって戻られたようですから、姉さんも秋葉様に知らせておりません。姉さんは志貴様に甘いですから、内密にしているのでしょう。――-なんだそれ。俺が外に出て行ったって、そんなわけないじゃないか。俺はここで眠っていてちゃんと夢を見ている。
あんな生々しい夢を、でも不思議だ。夢なんてものは起きたら忘れるものだ。どうして俺は夢の内容を正確に覚えているのだろう。志貴様やはり顔色が優れないようですが、いかがいたしましょう。いや大丈夫だから翡翠は先に行っていてくれ。大丈夫直ぐに行くから。かしこまりましたでは食堂でお待ちしております。ドアを閉めて翡翠は部屋を出ていく。そう大丈夫だ、俺は問題なんかない。大丈夫だから。そう自分に言い聞かせるように言った。
今は人に会うのは気が重い。翡翠、琥珀さんそして秋葉に何時もどうりふるまえる気がしない。それでも秋葉にぐらい挨拶しないと、おはようございます兄さん。と秋葉は笑顔で迎えてくれる。ああ。おはよう秋葉。おはよう秋葉って兄さん元気ないようですけど同化されたんですか。ちょっと夢見が悪かっただけだよ。それにしても今日は上機嫌じゃないか何かあったのか。ええもんの少しだけ、兄さんが早く起きてくれたから、ほんの少しゆっくり登校できるでしょう。
余裕の朝を迎えられるんですから上機嫌になりますよ。そうそれはよかったな秋葉。ずきりと痛む。俺はそんな風に笑いかけてくれる人間ではないかもしれない。それなら先に行けよ。俺を待ってるとゆっくりになるぞ。はい?何か言いましたか兄さん。余裕の朝がいいんだろう。なら先に行けよっていったんだよ。俺に付き合ってると余裕なんかないし、こっちは秋葉に合わせてられるほど暇じゃないからな。準備ができてるのならさっさと行った方がいい。
え、それはそうですけど私は、それとも何か秋葉は一人で学校がいけないのか。やめてくれよ子供じゃあるまいし、いい加減そんな年でもないだろう。――-ガタンとソファーから立ち上がる。兄さんそれは本気で言ってるんですか。別に。ただそう思っただけだよ。ギリっとした音、秋葉はうつむいたままわなわなと肩を震わせている。秋葉本当にそろそろ行かないと遅刻するぞ。解ってます。私だって兄さんに付き合って遅刻したくありませんですから。
だろ、楢崎に行ってろよ。俺今あんまり人の相手している余裕がないんだ。俺。――--秋葉は早足で出って言った。何をしているんだ俺はこんなつもりは、志貴さん今のはひどいです。――-琥珀さん。もう志貴さんを見損ないました。どうしてあんなこと秋葉様に行ったんですか。・・・わかってるよ。俺もあんな風に秋葉を突っぱねる気はなかったんだ。いえわかってません。志貴さんは秋葉様がどんな思いで今まで待ってたのか知らないんです。?――-待って立って今日の朝のこと?
そんなんじゃないです。秋葉様には黙ってろって言われてましたけど、もう我慢できません。いいですか今でこそ志貴様と一緒に朝食をとってらしゃいますけど、転校する前は大変だったんですよ。秋葉様の通ってた学校がどこにあるかわかりますか。秋葉の通ってた学校は女学院で隣の県だったと思うけど、ちょっと待って一時間以上かかるんじゃ、やっと気が付いてくれましたね。秋葉様はもともと六時に行かなくては学校に間に合わない方だったんです。
なのに秋葉様は無理をして志貴様との朝食を楽しみになさってたんです。楽しみにしてたってどうしてあいつ俺の顔見るたび文句ばかりじゃないか。秋葉様は素直ではないんです。志貴さんが一度でも早起きしてくれたのなら文句言いません。なのに志貴さんったらお寝坊して朝をご一支所にならなっかっただから、秋葉様は志貴様を無理やり起こすような真似はしなかったはずです。な。これで少しはわかりました。ならせめてさっきのことは秋葉様に謝ってくださいね。
解らないな琥珀さん俺にどうしろっていうんだよ、。難しく考えなくてもいいんですよ。、いつもどうりの志貴さんでいいんですよ。秋葉様は素直じゃありませんから、少しくらい志貴さんに気を使ってもらいたかったんです。・・・・今までどうりってそれが一番難しい。あそれとこの話は内緒ですからね。私が話したことがばれたら私が秋葉様に怒られてしまいますから。琥珀さんは笑顔のまま言った。志貴さん、早く食べないと本当に遅れてしまいますよ。
食堂から琥珀さんお声が聞こえる。ぼっと赤くなってるほほを隠しながら、食堂に向かった。時間ぎりぎりに学校についた。ポンと後ろから肩をたたかれた振り返るとそこにはシエル先輩がいた。おはようございます。今日は時間ぎりぎりなんですね。遠野君
先輩。秋葉さんも一緒じゃないみたいですし、狂ね過ごしちゃったんですか。ンそんなとこ、つまらないことで秋葉と拳かみたいなことしちまったんだ。だめですよ兄妹喧嘩なんかしちゃ。遠野君はお兄さんなんですからあとで謝りにいかないと、
そうだね。同じ学校なんだし、お昼休みには誤りに行くよ。もとから俺が一方的に悪かったんだし。はあとため息をつく。秋葉のこともだけど、自分のことも何とかしなくちゃ。昨日の夢眠っていたつもりだったけど出かけてみたいだったし、遠野君どうしました浮かない顔をして、何か悩み事でもあるんですか。じっと心配そうに見つめてくる先輩アこればかりは先輩に頼るわけにもいかない。
え、ああちょっと悩んでいる。自分だけの問題だからさ。一人で何とかするよ。どうも心配してくれてありがとう先輩
そうですか一人で何とかできなくなったら相談してくださいね。私でよかったら力になりますよ。ああ、本当に困ったら先輩に相談するよ。予冷が鳴る。まずいそれじゃあ先輩後で、はいまたお昼にお邪魔しますね。二時限目の授業が終わった誤りに行くのは今がいいだろう。秋葉の教室に行き、クラスメイトに呼んできてもらう。遠野さんお兄さんが来たよ。兄さんなんか御用ですか。秋葉はむっとした顔をして出てきた。――--さて困った。琥珀さんに謝れと言われたけど、あんな話を聞いた後だと編に意識をしてしまう。
要件がないのなら戻らしていただきますね。いや要件はあるんだ。あのえっと、なんていう菅あです。休み時間短いんですから早くしてください。いやそれがな。恥ずかしがってる場合じゃない。その朝のことごめんな。兄さん?朝のこと悪かった言いに来たんだ。ちゃんと明日からちゃんとするから許してくれないか秋葉、別に私そんなこと気にしてません。いいんだ、とにかく謝りたかっただけなんだから。それじゃ穴手間を取らせて悪かった。あtyっと兄さん。背後から声がかかる。
今更振り返るのが恥ずかしくて、走り向けた。秋葉に謝り言ったばかりでなんだか照れ臭い。遠野中庭に行くぞ秋葉ちゃんが待っている。なんていう男もいるし秋葉を一人にしておけない。はあ。重いため息をついて教室を後にした。秋葉はまだ来ていない。シエル先輩が来るのだから、ベンチより芝生の方に陣取ろう。お邪魔します。まだ秋葉さんは来てないんですね。そろそろ来てもいいころだと思うけど、おい遠野、秋葉ちゃんとなんかあったのか。
こつんとわき腹をついてくる有彦、なんでこんな時ばかり鋭いんだ。あ、来た来た、秋葉ちゃんこっち。ぶんぶんと手を振る有彦。戸惑いながら、芝生を踏みしめた秋葉はやってきた。すみません遅れました。クラスの子に誘いを受けて断るの五時間がかかってしまいました。いいっていいって。俺達も今着たとこだし。ほら此処に座って。秋葉はためらった後俺の隣に座った。秋葉は何も言わない。おれもなんていったらいのかわからない。
どうしたんですかせっかくのお昼なのに黙っちゃって。へんですよ。うーーなんていったらいいのかわからない。秋葉はじっと黙り込んでこっちを見ている。お昼ですね。兄さんとごく当たり前のことを口にした。そうだなお昼だな。お昼だか何か食べないとまずいよな。購買から買ってきたものを出す。昨日と同じものだけどいいか。はい頂きます。秋葉はサンドイッチを食べ始める。俺は秋葉の行動が気になって仕方がない。
先輩今日は豪勢ですね。なんかおめでたいことでもあったんですか。いえそういうわけじゃないですけどね。いろいろ佳境に入ってきましたから。いっぱい食べて、力をつけておかないとダウンしちゃうんです。なるほど食欲の秋ってわけか。先輩の場合食べても胸に生きそうでいいっすね。こっちが気まずい食事をしてるのにあっちは陽気な話をしている。あの兄さん。何?秋葉。今日は飲み物はないんですか。少しのどが渇いてしまったんですけど、
あ、忘れてた。せっかく買ったイチゴミルクが眠っている。悪い忘れてたこれでいいだろ。牛乳のパックを差し出す。パックを受け取る秋葉、指が触れ合う。何でこんなこと書いてるんかな。遠野君どうしたんですか。いえたんに秋葉に飲み物を渡しただけです。そうだったんですか、二人とも固まってるから飲み物の取り合いをしているのかと思いましたよ。あ、先輩もそう見えました。俺も遠野が一個しかないジュースを死守しているように見えた。秋葉ちゃんがのど渇いてるから上げればいいのにって。
いやちょっとぼんやりしてただけだそうだろ秋葉、前から思ってたんだけどさ。遠野と秋葉ちゃんってあんまり似てないよな。当たり前だろ男と女なんだから。そういうことじゃなくてなんか雰囲気が似てなくて。そうですね、秋葉さんは近づきにくい雰囲気があって遠野君はその逆ですから。遠野君が水なら秋葉さんは油って感じでしょうか。まあ確かに秋葉はとっつきにくいところがあるからな。ちょっと優しいと文句はないけど。
そうなの秋葉ちゃん十分優しいじゃん。ああ外面は言いだよこいつ。家の中では別人なんだよ、厳しいの厳しくないのってさ。夕食なんてすごくしかって、そんな話は良そう。もっと世間話しようぜ。有彦。あら、やめてしまわれるんですか。私最後まで兄さんの意見聞いてみたかったのに、う。視線が痛い先の秋葉は気の迷いだったみたいだ。世間話ね。そういえば遠野家ニュースに出てたけど、何かあったの。ニュースってうち?通り魔殺人の被害者が遠野君の家の近くで出たじゃないですか。
朝のニュースは見てませんから何とも言えませんが、通り魔殺人って本当ですか。狂で十人目だそうです。血を向かれたり節々がなくなっているみたいですが、遺体には手足がなかったんですけど、人間がしたとは思えないんですよね。人間での派手引きちぎるのは不可能です。骨くらいは削れるでしょうけど。遺体には人間の歯型とは思えないようなものがついていたそうですから人間の姿をした人ではないものですね。吸血鬼っといったとこでしょうか。
」
クス何かおかしいこと言いましたか秋葉さんいえ、愉快なこと言われているみたいでつい笑っちゃいました。もう笑い事じゃないです。昨日の犠牲者は秋葉さんお家の近くだったんです。笑い事じゃないです。失礼でしたら謝ります。先輩が夢見がちな人だとは思いませんでした。だから先輩の吸血鬼象を言ってもらえませんか。童話での吸血鬼ですか。通り魔殺人の犯人像としての吸血鬼です。シエル先輩は考え込む。
ききたいようなききたくないようなきもちになった。班員は人間ですよ私たちとは違う素質を持った人なんです。常識では判断されない性質を私たちは吸血鬼というんだと思います。つまり精神を異常をきたした人間が禁忌を禁忌と思えなくなっている精神異常者を吸血鬼だというんですか。人としての常識を逸脱しているからかな。もう面倒になってきたので短く書きますね。
種族の原理とかわかんないんだけど。簡単にいうと人から外れた人は人扱いされないってことだけど罪があるのかはわかんないってことかな。
シエル有彦と別れシエル先輩に相談することにした。シエル先輩を連れてきてさっきの話を聞いてみる。通り魔殺人の犯人が無意識に殺人をしている話について。先輩に俺が犯人ではないかといった。解ってます。でも自分が殺人鬼じゃないかといってくる殺人鬼なんて、ふつういないじゃないですか。先輩。なら私から聞きますけど、なんで遠野君はそう思うんですか。それはその、最近俺おかしいんだ。原因はわかっている。たぶん俺は吸血鬼にかまれたんだ。
どうぞ続きがあるんでしょう。変なんだ。なんか自分が自分じゃないみたいに感じたり、人を殺したりする夢なんか見る。昨日なんて眠ってるつもりだったのに出歩いてたみたいなんだ。その時見ていた夢も人を殺して血を吸う夢だったんだ。先輩は何も言わずに聞いている。俺の親父も二重人格だったみたいだし、もしかすると俺本人が気づいてないだけで、もう一人人殺しの自分がいるんじゃないかって思って、それを確かめることもできなくて俺は。
それで遠野君は犯人が無自覚なのかって聞いてきたんですね。あのですね。遠野君がその殺人者さんだったら無自覚なんかじゃありませんよ。夢として殺人行為をしている夢を見ている時点で無自覚ではありません。けど、そんなこと言うよりもただの夢です。
遠野君が何を不安がってるのか知りませんけどただの夢です。遠野君は遠野君です。先輩の言葉をうのみにはできない。と思ってしまう。
よっぽど不安なんですねと遠野君はポンポンと頭を撫でて。。大丈夫ですよ。ほかならざる私が保証するんです。絶対大丈夫です。はいとうなずいていた。屋敷に帰る。兄さん屋敷に帰る前に一つ聞きたいことがあります。いいよ効きたいことって、兄さんはシエル先輩のことどう思ってるんですか。何を思ってるて先輩は先輩だよ。何でも相談できる頼れる先輩だ。そうですね、。何か悩み事があるようでしたから今朝のこともそれが原因だったんでしょう。
秋葉気付いてたのか、当たり前です。強大なんですから気付きます。何で私に相談してくれないんですかあんな人なんかに相談して。秋葉相談してたとこ見てたのか。ええ、あの時は目を歌gはったわ、あの人の前では兄さんすごく素直なんですから。違う相談しなかったのは今の体の状態を知られたくなかったから。シエル先輩と親しくしないでと秋葉は言ったが、志貴は頼れる先輩として付き合ってる。まあそこんとこかもしれん。庭から入り、琥珀さんを見かけて、追うことにした。
広場に入るが、見たことのない場所だった。胸の傷で過去のこと思いだすとこか書いてるし飛ばしますね。翡翠が起こられてるとこからだけど、なんでかな。ここも飛ばすかな。飛ばしたら終わったのここで終わります。では見てくださった方ありがとうございます。またみてくださるとうれいいです。ではまた明日は、決めてないのでガチャの話かフリーゲームかクトゥルフ経過は決めてませんではまた明日。
志貴様、お気を確かに今お水を持ってまいります。あ、暗い夢から目が覚めた。自分の部屋だ。でもまたあの時の夢を見た。誰かの血を吸う夢、夢だってわかってるのにやけにリアルだった。手には引きちぎる感覚があって、華にはまだ鉄さびたにおいが残っている。どうなってるんだ俺は、首筋を触ってみる。弓塚にかまれた後はとうにふさがっている。まっとうな人間のままだ。誰かの血を飲みたいとは思わないし、太陽の日差しが疎ましいなんて思わない。
あ、違う、昨日琥珀さんの首筋を見てどう思ったのだろう。白い首筋、おいしそうに見えたのではないか。何を馬鹿な、俺は弓塚のことが忘れられないだけだ。俺はきゅけ付きにはなっていない。まっとうな人間のままだ。だが毎夜血を求めてさまよっている自分がいる。もしかしたら俺はもう戻れないところまで。翡翠?やけに切迫した顔でやってきた。失礼しましたお目覚めになっていたんですね。志貴様。すっとお辞儀をしている翡翠を見るたびに落ち着いてくる。
今起きたばかりだから気にしないで。おはよう翡翠今日も起こしに来てくれてありがとう。はいおはようございます。翡翠はぺこりとおじぎをしてベットに近づいて来る。。飲み物をお持ちしました。まだ気分がすぐれないのであればお飲みください。翡翠は銀のトレイに飲み物が置いてある、トレイの上には薬まで用意されていた。・・・・・どうしたんだ薬まで持ってくることはなかったのに。志貴様ご気分はよろしいのですか。先ほどまでひどくうなされていて気分がすぐれなかったようですので、お薬をお持ちしたのですが、
うなされていたって俺が、はい、見た限り、では体の方も熱があるみたいだったので、姉さんに解熱剤を処方してもらったのですが、その必要はなかったのでしょうか。いやまさか、そんなことはないよ、気を使ってくれてありがとう。差し出された薬と水を飲む。
薬はともかく水はありがたかった。翡翠の言う通り体中は熱っぽくて、喉がからからに乾いていたせいだろう。ただの水なのにとてつもなくおいしかった。
体調がよろしければ食堂にお越しください。お体の調子が悪いのでしたら、今日はお休みくださいませ。いや、学校は休まないよ。こんなことで休んでたらきりがないからね。ですが、まだ志貴様の顔色はよくありません。大丈夫だって、うちの学校明日休みなんだ。明日休みなんだから今日は無理してもいいだろう。・・・・・翡翠は言いたそうにしうつむいている。そんなに顔色が悪いんだろうかいまの俺は、翡翠一つ聞くけどそんなにうなされたのか俺は、。
はい、いつ帰られたのかご存じありませんが、ひどく疲れたようにお眠りになられました。朝失礼して志貴様の部屋のカーテンを開けたら苦しそうに呼吸を荒げていましたが、そうかあんな夢を見たらそれは苦しくなるってちょっと待った。翡翠今なんて言った
ですから朝方から志貴様の体調がすぐれないようですと、。だからその前。俺が帰ってきたってとこから、ーー存じません。姉さんが屋敷の見回りをしていた時に志貴様が外に出かけたのを見ただけですから。
外にって俺が、はい、姉さんと私で三時間ごとの見回りを任されています。昨日の深夜は姉さんの見回り、その時に志貴様が出かけるのを見たそうです。な。志貴様も朝になって戻られたようですから、姉さんも秋葉様に知らせておりません。姉さんは志貴様に甘いですから、内密にしているのでしょう。――-なんだそれ。俺が外に出て行ったって、そんなわけないじゃないか。俺はここで眠っていてちゃんと夢を見ている。
あんな生々しい夢を、でも不思議だ。夢なんてものは起きたら忘れるものだ。どうして俺は夢の内容を正確に覚えているのだろう。志貴様やはり顔色が優れないようですが、いかがいたしましょう。いや大丈夫だから翡翠は先に行っていてくれ。大丈夫直ぐに行くから。かしこまりましたでは食堂でお待ちしております。ドアを閉めて翡翠は部屋を出ていく。そう大丈夫だ、俺は問題なんかない。大丈夫だから。そう自分に言い聞かせるように言った。
今は人に会うのは気が重い。翡翠、琥珀さんそして秋葉に何時もどうりふるまえる気がしない。それでも秋葉にぐらい挨拶しないと、おはようございます兄さん。と秋葉は笑顔で迎えてくれる。ああ。おはよう秋葉。おはよう秋葉って兄さん元気ないようですけど同化されたんですか。ちょっと夢見が悪かっただけだよ。それにしても今日は上機嫌じゃないか何かあったのか。ええもんの少しだけ、兄さんが早く起きてくれたから、ほんの少しゆっくり登校できるでしょう。
余裕の朝を迎えられるんですから上機嫌になりますよ。そうそれはよかったな秋葉。ずきりと痛む。俺はそんな風に笑いかけてくれる人間ではないかもしれない。それなら先に行けよ。俺を待ってるとゆっくりになるぞ。はい?何か言いましたか兄さん。余裕の朝がいいんだろう。なら先に行けよっていったんだよ。俺に付き合ってると余裕なんかないし、こっちは秋葉に合わせてられるほど暇じゃないからな。準備ができてるのならさっさと行った方がいい。
え、それはそうですけど私は、それとも何か秋葉は一人で学校がいけないのか。やめてくれよ子供じゃあるまいし、いい加減そんな年でもないだろう。――-ガタンとソファーから立ち上がる。兄さんそれは本気で言ってるんですか。別に。ただそう思っただけだよ。ギリっとした音、秋葉はうつむいたままわなわなと肩を震わせている。秋葉本当にそろそろ行かないと遅刻するぞ。解ってます。私だって兄さんに付き合って遅刻したくありませんですから。
だろ、楢崎に行ってろよ。俺今あんまり人の相手している余裕がないんだ。俺。――--秋葉は早足で出って言った。何をしているんだ俺はこんなつもりは、志貴さん今のはひどいです。――-琥珀さん。もう志貴さんを見損ないました。どうしてあんなこと秋葉様に行ったんですか。・・・わかってるよ。俺もあんな風に秋葉を突っぱねる気はなかったんだ。いえわかってません。志貴さんは秋葉様がどんな思いで今まで待ってたのか知らないんです。?――-待って立って今日の朝のこと?
そんなんじゃないです。秋葉様には黙ってろって言われてましたけど、もう我慢できません。いいですか今でこそ志貴様と一緒に朝食をとってらしゃいますけど、転校する前は大変だったんですよ。秋葉様の通ってた学校がどこにあるかわかりますか。秋葉の通ってた学校は女学院で隣の県だったと思うけど、ちょっと待って一時間以上かかるんじゃ、やっと気が付いてくれましたね。秋葉様はもともと六時に行かなくては学校に間に合わない方だったんです。
なのに秋葉様は無理をして志貴様との朝食を楽しみになさってたんです。楽しみにしてたってどうしてあいつ俺の顔見るたび文句ばかりじゃないか。秋葉様は素直ではないんです。志貴さんが一度でも早起きしてくれたのなら文句言いません。なのに志貴さんったらお寝坊して朝をご一支所にならなっかっただから、秋葉様は志貴様を無理やり起こすような真似はしなかったはずです。な。これで少しはわかりました。ならせめてさっきのことは秋葉様に謝ってくださいね。
解らないな琥珀さん俺にどうしろっていうんだよ、。難しく考えなくてもいいんですよ。、いつもどうりの志貴さんでいいんですよ。秋葉様は素直じゃありませんから、少しくらい志貴さんに気を使ってもらいたかったんです。・・・・今までどうりってそれが一番難しい。あそれとこの話は内緒ですからね。私が話したことがばれたら私が秋葉様に怒られてしまいますから。琥珀さんは笑顔のまま言った。志貴さん、早く食べないと本当に遅れてしまいますよ。
食堂から琥珀さんお声が聞こえる。ぼっと赤くなってるほほを隠しながら、食堂に向かった。時間ぎりぎりに学校についた。ポンと後ろから肩をたたかれた振り返るとそこにはシエル先輩がいた。おはようございます。今日は時間ぎりぎりなんですね。遠野君
先輩。秋葉さんも一緒じゃないみたいですし、狂ね過ごしちゃったんですか。ンそんなとこ、つまらないことで秋葉と拳かみたいなことしちまったんだ。だめですよ兄妹喧嘩なんかしちゃ。遠野君はお兄さんなんですからあとで謝りにいかないと、
そうだね。同じ学校なんだし、お昼休みには誤りに行くよ。もとから俺が一方的に悪かったんだし。はあとため息をつく。秋葉のこともだけど、自分のことも何とかしなくちゃ。昨日の夢眠っていたつもりだったけど出かけてみたいだったし、遠野君どうしました浮かない顔をして、何か悩み事でもあるんですか。じっと心配そうに見つめてくる先輩アこればかりは先輩に頼るわけにもいかない。
え、ああちょっと悩んでいる。自分だけの問題だからさ。一人で何とかするよ。どうも心配してくれてありがとう先輩
そうですか一人で何とかできなくなったら相談してくださいね。私でよかったら力になりますよ。ああ、本当に困ったら先輩に相談するよ。予冷が鳴る。まずいそれじゃあ先輩後で、はいまたお昼にお邪魔しますね。二時限目の授業が終わった誤りに行くのは今がいいだろう。秋葉の教室に行き、クラスメイトに呼んできてもらう。遠野さんお兄さんが来たよ。兄さんなんか御用ですか。秋葉はむっとした顔をして出てきた。――--さて困った。琥珀さんに謝れと言われたけど、あんな話を聞いた後だと編に意識をしてしまう。
要件がないのなら戻らしていただきますね。いや要件はあるんだ。あのえっと、なんていう菅あです。休み時間短いんですから早くしてください。いやそれがな。恥ずかしがってる場合じゃない。その朝のことごめんな。兄さん?朝のこと悪かった言いに来たんだ。ちゃんと明日からちゃんとするから許してくれないか秋葉、別に私そんなこと気にしてません。いいんだ、とにかく謝りたかっただけなんだから。それじゃ穴手間を取らせて悪かった。あtyっと兄さん。背後から声がかかる。
今更振り返るのが恥ずかしくて、走り向けた。秋葉に謝り言ったばかりでなんだか照れ臭い。遠野中庭に行くぞ秋葉ちゃんが待っている。なんていう男もいるし秋葉を一人にしておけない。はあ。重いため息をついて教室を後にした。秋葉はまだ来ていない。シエル先輩が来るのだから、ベンチより芝生の方に陣取ろう。お邪魔します。まだ秋葉さんは来てないんですね。そろそろ来てもいいころだと思うけど、おい遠野、秋葉ちゃんとなんかあったのか。
こつんとわき腹をついてくる有彦、なんでこんな時ばかり鋭いんだ。あ、来た来た、秋葉ちゃんこっち。ぶんぶんと手を振る有彦。戸惑いながら、芝生を踏みしめた秋葉はやってきた。すみません遅れました。クラスの子に誘いを受けて断るの五時間がかかってしまいました。いいっていいって。俺達も今着たとこだし。ほら此処に座って。秋葉はためらった後俺の隣に座った。秋葉は何も言わない。おれもなんていったらいのかわからない。
どうしたんですかせっかくのお昼なのに黙っちゃって。へんですよ。うーーなんていったらいいのかわからない。秋葉はじっと黙り込んでこっちを見ている。お昼ですね。兄さんとごく当たり前のことを口にした。そうだなお昼だな。お昼だか何か食べないとまずいよな。購買から買ってきたものを出す。昨日と同じものだけどいいか。はい頂きます。秋葉はサンドイッチを食べ始める。俺は秋葉の行動が気になって仕方がない。
先輩今日は豪勢ですね。なんかおめでたいことでもあったんですか。いえそういうわけじゃないですけどね。いろいろ佳境に入ってきましたから。いっぱい食べて、力をつけておかないとダウンしちゃうんです。なるほど食欲の秋ってわけか。先輩の場合食べても胸に生きそうでいいっすね。こっちが気まずい食事をしてるのにあっちは陽気な話をしている。あの兄さん。何?秋葉。今日は飲み物はないんですか。少しのどが渇いてしまったんですけど、
あ、忘れてた。せっかく買ったイチゴミルクが眠っている。悪い忘れてたこれでいいだろ。牛乳のパックを差し出す。パックを受け取る秋葉、指が触れ合う。何でこんなこと書いてるんかな。遠野君どうしたんですか。いえたんに秋葉に飲み物を渡しただけです。そうだったんですか、二人とも固まってるから飲み物の取り合いをしているのかと思いましたよ。あ、先輩もそう見えました。俺も遠野が一個しかないジュースを死守しているように見えた。秋葉ちゃんがのど渇いてるから上げればいいのにって。
いやちょっとぼんやりしてただけだそうだろ秋葉、前から思ってたんだけどさ。遠野と秋葉ちゃんってあんまり似てないよな。当たり前だろ男と女なんだから。そういうことじゃなくてなんか雰囲気が似てなくて。そうですね、秋葉さんは近づきにくい雰囲気があって遠野君はその逆ですから。遠野君が水なら秋葉さんは油って感じでしょうか。まあ確かに秋葉はとっつきにくいところがあるからな。ちょっと優しいと文句はないけど。
そうなの秋葉ちゃん十分優しいじゃん。ああ外面は言いだよこいつ。家の中では別人なんだよ、厳しいの厳しくないのってさ。夕食なんてすごくしかって、そんな話は良そう。もっと世間話しようぜ。有彦。あら、やめてしまわれるんですか。私最後まで兄さんの意見聞いてみたかったのに、う。視線が痛い先の秋葉は気の迷いだったみたいだ。世間話ね。そういえば遠野家ニュースに出てたけど、何かあったの。ニュースってうち?通り魔殺人の被害者が遠野君の家の近くで出たじゃないですか。
朝のニュースは見てませんから何とも言えませんが、通り魔殺人って本当ですか。狂で十人目だそうです。血を向かれたり節々がなくなっているみたいですが、遺体には手足がなかったんですけど、人間がしたとは思えないんですよね。人間での派手引きちぎるのは不可能です。骨くらいは削れるでしょうけど。遺体には人間の歯型とは思えないようなものがついていたそうですから人間の姿をした人ではないものですね。吸血鬼っといったとこでしょうか。
」
クス何かおかしいこと言いましたか秋葉さんいえ、愉快なこと言われているみたいでつい笑っちゃいました。もう笑い事じゃないです。昨日の犠牲者は秋葉さんお家の近くだったんです。笑い事じゃないです。失礼でしたら謝ります。先輩が夢見がちな人だとは思いませんでした。だから先輩の吸血鬼象を言ってもらえませんか。童話での吸血鬼ですか。通り魔殺人の犯人像としての吸血鬼です。シエル先輩は考え込む。
ききたいようなききたくないようなきもちになった。班員は人間ですよ私たちとは違う素質を持った人なんです。常識では判断されない性質を私たちは吸血鬼というんだと思います。つまり精神を異常をきたした人間が禁忌を禁忌と思えなくなっている精神異常者を吸血鬼だというんですか。人としての常識を逸脱しているからかな。もう面倒になってきたので短く書きますね。
種族の原理とかわかんないんだけど。簡単にいうと人から外れた人は人扱いされないってことだけど罪があるのかはわかんないってことかな。
シエル有彦と別れシエル先輩に相談することにした。シエル先輩を連れてきてさっきの話を聞いてみる。通り魔殺人の犯人が無意識に殺人をしている話について。先輩に俺が犯人ではないかといった。解ってます。でも自分が殺人鬼じゃないかといってくる殺人鬼なんて、ふつういないじゃないですか。先輩。なら私から聞きますけど、なんで遠野君はそう思うんですか。それはその、最近俺おかしいんだ。原因はわかっている。たぶん俺は吸血鬼にかまれたんだ。
どうぞ続きがあるんでしょう。変なんだ。なんか自分が自分じゃないみたいに感じたり、人を殺したりする夢なんか見る。昨日なんて眠ってるつもりだったのに出歩いてたみたいなんだ。その時見ていた夢も人を殺して血を吸う夢だったんだ。先輩は何も言わずに聞いている。俺の親父も二重人格だったみたいだし、もしかすると俺本人が気づいてないだけで、もう一人人殺しの自分がいるんじゃないかって思って、それを確かめることもできなくて俺は。
それで遠野君は犯人が無自覚なのかって聞いてきたんですね。あのですね。遠野君がその殺人者さんだったら無自覚なんかじゃありませんよ。夢として殺人行為をしている夢を見ている時点で無自覚ではありません。けど、そんなこと言うよりもただの夢です。
遠野君が何を不安がってるのか知りませんけどただの夢です。遠野君は遠野君です。先輩の言葉をうのみにはできない。と思ってしまう。
よっぽど不安なんですねと遠野君はポンポンと頭を撫でて。。大丈夫ですよ。ほかならざる私が保証するんです。絶対大丈夫です。はいとうなずいていた。屋敷に帰る。兄さん屋敷に帰る前に一つ聞きたいことがあります。いいよ効きたいことって、兄さんはシエル先輩のことどう思ってるんですか。何を思ってるて先輩は先輩だよ。何でも相談できる頼れる先輩だ。そうですね、。何か悩み事があるようでしたから今朝のこともそれが原因だったんでしょう。
秋葉気付いてたのか、当たり前です。強大なんですから気付きます。何で私に相談してくれないんですかあんな人なんかに相談して。秋葉相談してたとこ見てたのか。ええ、あの時は目を歌gはったわ、あの人の前では兄さんすごく素直なんですから。違う相談しなかったのは今の体の状態を知られたくなかったから。シエル先輩と親しくしないでと秋葉は言ったが、志貴は頼れる先輩として付き合ってる。まあそこんとこかもしれん。庭から入り、琥珀さんを見かけて、追うことにした。
広場に入るが、見たことのない場所だった。胸の傷で過去のこと思いだすとこか書いてるし飛ばしますね。翡翠が起こられてるとこからだけど、なんでかな。ここも飛ばすかな。飛ばしたら終わったのここで終わります。では見てくださった方ありがとうございます。またみてくださるとうれいいです。ではまた明日は、決めてないのでガチャの話かフリーゲームかクトゥルフ経過は決めてませんではまた明日。
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